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コラム

自毛植毛・人工毛植毛の仕組みを徹底解剖!気になるメリット・デメリットとは?

  2017年6月30日 Posted by みんなの育毛編集部


年を重ねると、「最近髪が薄くなってきたな」と感じる人は少なくありません。それは、成長期にある髪が少なくなり、退行期や休止期にある髪が増えるためなので、ある程度はやむをえません。とはいえ、コンプレックスに感じストレスがたまってしまうようなら、「育毛」「増毛」「植毛」といった薄毛対策を検討してみてもいいでしょう。ここでは、最終手段として位置づけられる「植毛」にどのようなメリット・デメリットがあるのかについて詳しく見ていきます。

自分の髪を植えるから安心!自毛植毛の仕組み

「植毛」とは、外科手術によって自分の毛髪または人工毛を気になる箇所に植え込む医療行為のことです。前者を「自毛植毛」、後者を「人工毛植毛」といいます。自毛植毛の仕組みを簡単に説明すると、後頭部や側頭部の皮膚を1mm程度切り取って、気になるところに専用の器具で植えていきます。後頭部や側頭部は男性ホルモンの影響を受けにくいため、前頭部の髪の毛が薄くなってきていても活発な毛乳頭細胞が残っている可能性が高いのです。1カ月ほど経つと移植した毛根が馴染み、毎日自然に毛が伸びるようになります。特にメンテナンスの必要はなく、シャンプーや散髪を行えるので、植毛後に不自由を感じることはないでしょう。また、局所麻酔を用いるため、施術中にも特に痛みを感じることはありません。自毛植毛は美容整形や歯の矯正と同様に、保険診療の範囲内で治療を行えませんので費用は高額になる傾向にあります。1本あたりの料金を定めているクリニックが多く、数十万円、数百万円かかることもあります。

人工毛植毛なら好きなヘアースタイルを楽しめる!


次に、人工毛植毛の仕組みを簡単に説明すると、人工毛を植毛装置の先端に装着し、気になるところの頭皮に針を挿入する要領で植え込んでいきます。針を抜くと人工毛だけが残り、薄くなった個所の髪の量を増やせるというわけです。このような仕組みをニードル法といい、一般的に用いられている方法です。自毛植毛のように皮膚を切り取ることはないので、頭皮に傷がほとんど残りません(自毛植毛であってもFUE法などを用いると頭部の皮膚を切り取らずに施術が可能)。また、植え込む人工毛はナイロンやポリエステル系高分子樹脂などの合成繊維で作られており、実際の髪の毛の質感、強度などが再現されています。ウィッグのように簡単に作りものとわかるものではありません。もっとも、自毛のように人工毛が伸びることはありませんので、自由に髪型を変えることはできません。人工毛は長さもカラーも比較的自由に決められるので、施術前の段階でどのような髪型にしたいかをしっかりイメージしておくといいでしょう。

メリットはいろいろ!自毛植毛

自毛植毛のメリットは、拒絶反応の発生率が低く効果が確実なことです。人工毛と違い、もともと自分にある皮膚や毛包なので異物と認識される可能性が低く、炎症などの拒絶反応が起こりにくくなっています。また、日本皮膚学会『AGA診療ガイドライン』(2010年)によると、植え込んだ毛がほかの毛と同様に伸びる確率は82.5%と非常に高くなっています。このため、年齢を重ねるとほかの毛同様に白髪になり、施術部位だけが浮いてしまう心配はありません。人工毛植毛より自毛植毛のほうが自然な仕上がりになるといえるでしょう。これに対して、人工毛植毛は体に異物を植え込むため、場合によっては植え込んだ個所の周辺の髪にまで影響を与えてしまいます(ショックロス)。また、異物を排出しようとする免疫反応によって、数年後には植毛した半分の毛が抜け落ちてしまう可能性もあります。いったん植毛をすると、その後メンテナンスをする必要がないと聞いたことがあるかもしれませんが、それは自毛植毛についてのみあてはまることです。

自毛植毛が全ての人にできるとは限らない!?


安全性は自毛植毛のほうが高いといえますが、残念ながら薄毛に悩む全ての人に自毛植毛の施術を行うことはできません。クリニックに行った時点でAGAがかなり進行していると、側頭部や後頭部から採取できる毛包の量が施術をするのに足りない可能性があるのです。また、施術自体は可能でも、一度に多くの毛包を移植すると毛と毛の間隔が広くなりすぎてしまう場合などには、自分の理想どおりの量の植毛を行えません。多くの場合、1回あたりに植毛できるのは2,000本から5,000本ほどで、何度かに分けて手術を行うことになります。これに対して人工毛植毛は1回の施術で自分の理想とする量の髪を植え込むことができ、また、植毛したその日のうちからフサフサとした髪型を手に入れることができます。加えて、一般に1回あたりの費用も自毛植毛より人工毛植毛のほうが安い傾向にあります。ただし、メンテナンス費用などを考慮すると、一概にどちらが安いとはいえませんので注意しましょう。

植毛の仕組みを徹底解説!メリット・デメリットまとめ

植毛は薄毛に悩む人の最終手段として位置づけられています。自毛植毛なら定期メンテナンスも不要で、植毛後、自身のほかの髪と同様におしゃれを楽しめるので、いずれも可能ならば自毛植毛を選択したほうがいいでしょう。『AGA診療ガイドライン』において、自毛植毛はAGA治療薬に次いで薄毛治療に役立つとされています。いずれを行うにしても、信頼できる医療機関で適切なカウンセリングを受けた後に、納得してから行ってください。費用的な問題などから、植毛だけでなく育毛・発毛サロンでの対策もおすすめです。一度、サロンで頭皮状態をチェックしてもらったり適切な対策方法を相談したりしてから、植毛を選ぶというのもひとつの方法です。


みんなの育毛編集部員 経験を生かしてニュースや情報を発信していきます。

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